教育

2016年07月29日(金)

この記事を書いた人: uchimoto uchimoto

【教育現場へのICT導入について考えてみる】

こんにちは。uchimotoです。

近年、教育へのICT導入が加速している日本ですが、やはりまだ現場ではICTの活用に困惑している状況が続いているようです。
今回は、教育への全面ICT導入を進めた、佐賀県を事例に、教育現場でICTを最大限活用するにはどうすれば良いのか、考察してみたいとおもいます。

参照:佐賀県に学ぶ。自治体が失敗しない教育現場へのICT導入

ICTを導入してみて

こちらの記事を読んでみると、ICT導入後の現状として、
・ICTを十分に活かしきれていない
・環境整備だけが先立ち、授業の設計や実践教育が不十分なまま進んでしまった
・情報リテラシーの教育が十分ではない

主に以上の点が挙げられています。

佐賀県ではICT利用に必要なネットワークやデバイス、電子黒板などの環境はある程度構築されてきたようですが、肝心の授業での活用や学校と家庭間での活用という点では、どのように進めるべきか、どのような目的で導入するのか、ということが曖昧で、教員を含め、現場が困惑しつつ、手探り状態で今に至っているようです。

さらに先日、17歳の少年がネットワークに不正アクセスするなど、情報リテラシー教育が十分に行き届いていないことが指摘されています。こういった情報モラル教育の徹底は、教育現場のみならず、我々のような民間企業でも全社員が正しく理解することが必要だと感じます。
不正アクセスや個人情報を盗むことが、法に触れる行為であることを、学生時代から意識させることが重要になるかとおもわれます。

改善に向けて

まずは、全体への導入ではなく、小規模であっても、授業で何をどのように使って、どのような成果を出すことが必要なのかといった、設計や目的を明確にしていくことが大切です。小さな取り組みを、試行・改善を繰り返すことで、はっきりとした目に見える変化を起こすことが先決かもしれません。

最後に

教育のICT導入はこれまでの教育の在り方を刷新するものではありますが、何の計画もないまま進んでしまっては現場の困惑と負担は増すばかりです。フィンランドやシンガポールなど海外の事例を参考にしつつ、少しずつ進めていくことが最終的に大きな効果をもたらすことでしょう。


皆さんは教育のICT化についてどのようにお考えですか。

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